2023-01-01から1年間の記事一覧

冬至のゆず湯

今日は冬至。ということで竹瓦温泉でゆず湯に浸かる。私はお風呂は好きではない。自宅はユニットバスで夏場にシャワーを浴びるのに使用しているに過ぎない。浴槽に浸かろうと思えばまずお湯を貯めなければならないし、第一狭い。 その点、共同浴場にしてもホ…

男おいどん

年末である。雑巾を新調して拭き掃除に余念がない日々を送っているのである。 ふと思って一室を男おいどんの部屋と定めて読みさしの本や雑誌、積読の本、身の回りに必要な品々を集約、極めて居心地が良くなる環境が整ったのである。これであと押し入れにサル…

市子

この子は誰なんだろう、この娘は誰なんだろう。杉咲花さんなわけだけど、最後の最後まで「この子は誰なんだろう」と問いかけずにはいられなかった。杉咲花さん、素晴らしい。圧倒されました。 素敵な作品に出会えてしあわせでした。

午後のかぼす・スカッシュ:⁠-⁠)。

昨日、「ライアン·オニールが死んだなあ」という電話をもらってちょっとお茶しようかと茶店へ。 私は「ペーパー・ムーン」で親子共演した娘のティータム・オニールが60歳ということのほうにビックリした。 あっという間に時は過ぎ去るのだなあ、と物思いにふ…

午後の紅茶

今日の午後、久しぶりに鉄輪でお母様と貸間を営んでいる友人から電話をもらい、「紅茶でも飲もうか」と洋楽がお好きというマダムが営む茶店へ。 イングランドの伝説のサッカー選手ジョージ・ベストやデビッドボウイ公認だった日本人写真家の方の話などで盛り…

『鉄輪』

藤原新也の『鉄輪』を知人が貸してくれた。『かんなわ』と読みます。僕が暮らす別府の町のひとつです。表紙折り返しに「まだ何ものも手にしていない者の、不安と底無しの自由」とあります。著者はじめての自伝小説なのだそうです。 本の中には僕も好きな「谷…

いい風呂の日

昨日は11月26日、いい風呂の日だった。なので、テルマエ展開催中の大分県立美術館(OPAM)に足を運び、この期間限定の別府八湯温泉道のスタンプを押し、テルマエ・ローマの講演を聴いた。 シーザーもアントニウスもクレオパトラにメロメロになったそうである…

うつくしい人

西加奈子の小説である。登場する坂崎というリゾートホテルのバーで午後1時から午後7時まで働く40代を超えているのに見習いみたいな仕事をしている男のことが気になる。自意識過剰な主人公の女性から最初みっともないと思われ、たしかにスラスラっと仕事…

え〜と、

もちろん、「でも」とか「だって」とか否定で会話を受けることは相手の心証を悪くするしかないのでやめましょうとは幾度となく聞かされているのである。幾度となく、ということは性懲りもなく使っているということなのだろうが。 今日は初対面の方にもう一つ…

好きになっていいの

年齢を重ねてしまうと、好きになることに臆病になる。好きになっちゃいけないんだとアゲインストの風にあたってしまうのだ。けれども還暦も過ぎた私は、だからこそ好きになって身も心も焦がしたいとリミッターを外してみたくなるのであった。

なんとなくなんとなく

秋だなぁ〜。

尻ならびの湯

かつての栄光の歴史にふと思いが至ったのである。本日はベップアートマンスのプログラム『入浴しない温泉ツアー』に参加。ポンプも撤去されもう温泉を汲み上げることもなくなったと思われるまちなかの露天風呂である。逸話を思い出し懐かしい気分に浸らせて…

幽霊

私は自分自身にはいっさいそんな話はないのに、友人から恋バナというか悩みを聞かされることがままあるのである。私にはあずかり知らぬことゆえ、ただひたすら「羨ましい!」と思うだけなのである。幽霊でもいい、そんな対象が目の前にあらわれてくれたらな…

無手順ダイアルアップ回線

電話代って高かったよなあとふと思い出しました。 だけど、しがらみや利害関係のない世界が広がっていて居心地よかったような。 ネットが社会基盤となったいま、それはめでたいことではあるけれどガサツな私にはかたぐるしさを感じてしまう。まあ、それも生…

どうだったのか。

シネマ5bis。 「羊の怒る時」江馬 修著が参加希望している読書会の今月の課題本で、関東大震災から100年のいま特に気になって観た。 史実を元にしているということでやりきれない思いにかられる。先月の課題本大江健三郎の「ヒロシマノート」でも思ったこと…

49日のレシピ

『49日のレシピ』伊吹有喜著を読んだ。涙で頬を濡らしながら読み進むって懐かしくせつない。生きていればこんな体験ができる幸せがあるのに、どうしてなどとふとせんないことを思ったりする。私は生きていくニャン。

混沌があるがまま

「君たちはどう生きるか」観ました。このタイトルの書物を母親が主人公の男の子に贈っていたんですね。 時代は第二次世界大戦。もちろんぼくは生まれてないわけだけど、なんとなく戦前の世界に憧れてしまうような情景。戦後教育で育って戦前はだひたすら暗い…

足半

足半と書いて「あしなか」と読むのだそうだ。ユーチューブの「魔法のあるき方」という項目を視ていたら出てきた。これは良さそう。足の踵と親指を支点にして歩くと思っていたらそうではなくて親指は浮かすらしい。そのための補助道具となるようだ。これは知…

ビデオローム

40年前のホラー映画「ビデオローム」の4Kディレクターカット版を観た。ホラーとしては最近の作品で鍛えられているので安心だが、「ビデオロームには哲学がある」と新興キワモノ扱いチャンネルの社長である主人公に告げるシーンには引っかかるものがあった…